大きさからして、箱のカギであることは間違いなさそうだった。 この箱の中にはお母さんの秘密が入っている。 お母さんの許可なく、勝手に開けていいのかな…。 でも、手紙にカギを残したということは、私に箱を開けていいよ。って言っている気がする。 箱の鍵穴に、カギを入れて捻ると、カチッと音がした。 開いた───