「おい和馬~っ♪」 「ん…?あぁ、響甫じゃねぇか。何か用?」 俺、佐伯和馬。 そこらへんにいる平凡な男だ。 そして、俺の親友の橘響甫。 こいつ、すげぇイケメン。 1日に何回告られてんだろな… それぐらいこいつのモテ度はすげぇ。 「なぁ和馬。お前さあ、何人と付き合った事ある?本気で。」 …何だ?いきなり。 「…俺、本気な付き合った事ねぇわ」 仕方ないんだよ。 好きな奴ができねぇんだから。