「こないだお前が入院したとき、北条は見舞いに行ったんだし、今度はお前が行ってやる番じゃないのか?」
「あ、はい・・・あたし、行きます・・・お見舞い・・・」
“別に行きたくなくて手を挙げなかったわけじゃないよ・・・ただなんとなく挙げそびれただけ・・・”
放課後―――
あたしは先生たちといっしょに退院したばかりの病院を訪れた。
感覚的には“訪れた”というよりも“帰ってきた”みたいな感覚があるけど・・・。
病室に入ると、包帯グルグル巻きの足を上から吊るされてベッドに横たわるアイツの姿がそこにあった。
“え!? あたしのときといっしょじゃん!!”
「お~い、北条。みんなを連れて見舞いに来たぞ~」
「先生・・・それにお前ら・・・」
「南野も来てくれたぞ~」
「って・・・!」
「あ、はい・・・あたし、行きます・・・お見舞い・・・」
“別に行きたくなくて手を挙げなかったわけじゃないよ・・・ただなんとなく挙げそびれただけ・・・”
放課後―――
あたしは先生たちといっしょに退院したばかりの病院を訪れた。
感覚的には“訪れた”というよりも“帰ってきた”みたいな感覚があるけど・・・。
病室に入ると、包帯グルグル巻きの足を上から吊るされてベッドに横たわるアイツの姿がそこにあった。
“え!? あたしのときといっしょじゃん!!”
「お~い、北条。みんなを連れて見舞いに来たぞ~」
「先生・・・それにお前ら・・・」
「南野も来てくれたぞ~」
「って・・・!」


