「やっと見つけた」
受話器を耳にあてたまま少し息を切らして先輩は立っていた。
「せ・・・んぱい」
「ばか。心配しただろ」
先輩はあたしを軽く叩くとあたしの横に腰かけた。
額には汗が滲んでいて、きっとあたしを必死に探してくれていたんだと思うと胸が痛くなった。
「・・ごめんなさい・・」
「俺も、悪かった」
「え・・?」
「めりいをイヤな気分にさせた。ごめんな」
「先輩は・・悪くない、です。あたしが勝手に怒ってただけだから・・」
少し考えてるように視線を上に向けていた先輩があたしを覗きこんだ。
ちょっと意地悪な笑みで。
「やきもち焼いた?」
「やきもち・・?」
あたし・・
「お餅なんて焼いてないですよ?」
首をかしげながらそう言うとまた先輩がふき出した。
「ぷ!さすが天然だな」
「??」
受話器を耳にあてたまま少し息を切らして先輩は立っていた。
「せ・・・んぱい」
「ばか。心配しただろ」
先輩はあたしを軽く叩くとあたしの横に腰かけた。
額には汗が滲んでいて、きっとあたしを必死に探してくれていたんだと思うと胸が痛くなった。
「・・ごめんなさい・・」
「俺も、悪かった」
「え・・?」
「めりいをイヤな気分にさせた。ごめんな」
「先輩は・・悪くない、です。あたしが勝手に怒ってただけだから・・」
少し考えてるように視線を上に向けていた先輩があたしを覗きこんだ。
ちょっと意地悪な笑みで。
「やきもち焼いた?」
「やきもち・・?」
あたし・・
「お餅なんて焼いてないですよ?」
首をかしげながらそう言うとまた先輩がふき出した。
「ぷ!さすが天然だな」
「??」

