「心配してくれた?」


「もちろん」


ポチが私の頬を撫ぜた。


「あ・・・・」


「かあさんたちがいて
きっとおあずけになるって
落ち込んでた。
だから来てくれて
メッチャうれしいよ。」


私はポチの手を押さえる。



「キスして、くみちゃん。」



私の腰は砕けそうになった。


どうする・・・
私はただの登竜門・・・
本気になったら恥ずかしい・・・・



でも心臓が脈打つ・・・・
胸が揺れる勢い・・・・・


「くみちゃんってば・・・」
ポチの甘い声が
私を狂わせる・・・・