ちょっと罪悪感だった。


ポチの部屋の窓を見上げた。


「くみ。」


「あら?亮!!
どうしたの?」

「引越しのお手伝いしに来た。」


ポチの両親に気がついて
頭をさげた。


「じゃ、ポチによろしく伝えてね。
連絡するね。」


「なんでも言ってよ。
戸締りちゃんとしなさいよ。」


「うん、じゃ。」



亮の手をつかんだ。


ポチが窓から見てるのわかってた。


亮の指にからませて
身体を寄せた。



バイバイ・・・・・ポチ・・・・