「そうだよ。
絶対あきらめない。」


「睦美は、おまえらと会った
正月くらいから
おかしくなった。
なんかあったんだろ?」



送って行っただけ・・・・・


「別に、なんもない。」


「あれから俺をさけるんだ。」


「知らないって。
俺は今の女が一番大事だから
もうフラフラするのやめたんだ。
おまえも
くだらねーこと言ってないで
どうしたら睦美に愛されるか考えてみたら?」



「それができねーから
頼んでんだろ!?」

渡辺が怒鳴った。


「俺は、無理。
おまえがなんとかすればいい。」


そう言って渡辺の視線を痛いほど
感じながら
学校に向かって
歩いた。