高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~

「俺だって…不安だった。
いつかスーツの男が現れて
くみちゃんをさらっていくって。
そんとき俺は、どうしたらいいんだろって
幸せになってって
背中を押すのか・・・
行かないでって引き戻すのか…
でもくみちゃんの年頃は
結婚って言葉が
見え隠れしてるだろ…
テレビを見ながらいうじゃない?
あ~いいな~
花嫁衣装早く着たいなって…
それ聞くたびに俺は心が痛くなる。」



ポチは目をゴシゴシ拭いた。



「俺がくみちゃんを嫁さんにできる
なんて、まだ…ずっとずっと
先じゃん。それまでくみちゃんは
俺を待っててくれるのかって…
それにいつもくみちゃんは大人で
俺がほかに女がいるの知ってるはずなのに
何にも言ってくれなくて
嫉妬もしてもらえないから…
俺のこと…本当に好きじゃなくて…
俺が強引に気持ち押しつけて
仕方なくこういう関係続けてんのかとか
ガキだから嫌なんだ
とか言われたり……
俺は、本当の自分は
くみちゃんといる時なんだ。
無理してなくて心地よくて
甘えたくてわがままで……」