「なんだよ。
その言い方。」



「年が離れてるって
やっぱ暮らす世界が違うのよ。
私は社会に生きてて
ポチは若くて元気な高校生の
中に生きてるんだもん。」


「くみちゃん
何を言いたいんだろ?」


「ポチ・・・・
ポチを好きになりすぎて
くみは大人になろうって
必死だけど・・・・」



「どうして?
大人じゃなくたっていいじゃん。」



「だって、ポチは
きっと自分の居場所に絶対
戻って行くんだもん。
その時、くみはポチ笑顔で
見送らなきゃいけない。」



「行かないよ。」



「うそつき!!
ポチのうそつき!!」


私は家を飛び出した。