玄関を開けてみると、一人の少年が玄関の隣に座りこんでいた。
見ると、少年の服がボロボロに解れていて疲れきってる様子だった。
な、何なの?
見る限りその少年は息が荒く、肩で息してる。
アタシは心配になって見ず知らずの少年のおでこに手を添えた。
「熱い!熱があるじゃない!!」
汗まで掻いていた。
「ほら、ちょっと立って…」
そう言ってアタシは自分の家に彼を入れた。
う゛っ…ー
重いっ!!
さすが男の人の体だ。
か弱そうに見えたその少年は体がガッチリとしている。
アタシは取りあえず、自分が普段使っているベッドに横にならせた。
っていうか…
アタシ生まれて初めて、
人間を拾ってしまった…。
どーすんだ?