そう言いながら、部屋の中に入る。




あまり使われていないように、辺りは薄暗く、空気は湿っぽくて埃が舞っていた。





あれー‥?



杉田さん、さっきアタシのこと呼んだよね?





なんで返事ないのかな‥





疑問に思いながら、アタシはもう一度、杉田さんを呼んでみた。




すると、奥の部屋からガサガサっと物音がした。





え‥、何…?



なんか、怖いんだけど。




でも、杉田さんが呼んでたんだし行ってみるしかないか…




そう思い、音がした方に足を向けるとー‥





「璃子ちゃーん!!ちょっ、助けて~」





「杉田さん?!な、どうしたんですか!」