「で その願いがなっと叶った」

「えっ?って何処を希望してたの?」

「もちろんハルの近くだよ」

「近くって・・近くに営業所があるの?」

「それがあったんです でもう返事した そこに行くって」

「は~?でもさ大丈夫なの?」

「なにが?」

「そこに転勤して憲吾の仕事に響かないの?」

「大丈夫!何処に行ってもやることは同じだから・・
それに他の所で必要な時は出張すればいいし・・」

「そうなんだ?」

「俺はさ この先あとどれだけ生きられるかわからない
明日にも死ぬかもしれない でもこれからを一緒に過ごしたい」

「憲吾・・・ありがとう」

そう言われて
嬉しくて嬉しくて涙が出て止まんなくなった