あたしのおでこに、手を置いた。 「熱っ!!亜紀ちゃん、柴田先生に診てもらえ。」 「大丈夫だよ。」 「いいから。」 そう言って、あたしをお姫様抱っこした。 「先生、恥ずかしいよ。降ろして?」 「病人は黙ってろ」 あたしは、高田先生に抱っこされたまま柴田先生の所に連れて行かれ、診察を受けた……。 ただの風邪で、薬を貰った。