PURE~君想う空~

「先生、あたし……。」


「待った!!
言わないで?その先……。」


先生は、海に視線をやった。


「ごめんな?
困らせるつもりは無かったんだ。
ただ……吐き出したかったんだ。
あっぷあっぷになってる俺の気持ちをさ。リセットしたかったんだ。
もう少ししたら、いつもの兄貴に戻るから……。」