PURE~君想う空~

「さっ、着いたよ。」


ギアを変えて、サイドブレーキを引いた。


キラキラと輝いていて、穏やかな波。


ザクザクと砂の上を歩く。


「亜紀ちゃん。」


少し前を歩く高田先生が、振り返った。

「俺さぁ。亜紀ちゃんが好きだ。
付き合って欲しい。」