「うん…」


私は小さく頷いた


「高野さんが愛羅に嘘を言ってるんだよ…きっと愛羅が東條くんと仲が良すぎるからかもしれないね」


「春奈から見て、私達、兄と妹に見えてる?怪しい?」


「私は事情知ってるし、愛羅が東條くんの妹だって思ってる人は、仲が良すぎるとは思ってるかもしれないけど…恋人って見てる人も、中にはいるかもね」


「私達、少し、距離置いた方がいいのかな?」


こんなつもりないのに、口が勝手にそう言う


自分じゃどうしようもなくて、春奈の言葉を待ってるズルイ私がいる