もちろんあの日撮った 世那とあたしの写真もね。 あたしはアルバムを 閉じて1階へ降りた。 縁側に見覚えのある人 が寝ていた。 「世那……?」 「…久しぶり……―」 “絶対帰って来るから” ずっと待ってた… 「遅いよ…バカ……」