うぅ~…緊張する…

私はドキドキしながら教室に入った。

教室は賑やかで、すでにいくつかグループが出来上がっていた。

私は、とにかく自分の席を黒板で確認して、席についた。

どうしよー…
やっぱり無理だよ…
知らない場所で、高校だなんて…

私は半泣きで机に伏せた。
すると、頭の上から声がした。

私はビックリして、慌てて顔をあげた。

「あははっ!そんなに慌てて顔あげなくても良いのに!」

……きっと、私に話しかけてる子はモテるだろう…

そして、隣にいる子も…

だって、私に話しかけてる子は…
可愛くて、小柄でフレンドリーな子。

その隣にいる子は、すごい美人でモデルみたいな子。

「あたしは杉原桃子[スギハラモモコ]!よろしくね!!」

「あたしは穂高美紅[ホダカミク]。よろしく。」

「え…あ、よろしくお願いします!!」

やったー!お友達だぁ!!