次の日、いつも通り登校してお昼になった。

私は、桃と美紅と食べるつもりだったけど、ふと…昨日の屋上で会った"彼"を思い出した。

私は、一緒にお弁当を食べるのは桃と美紅と!って決めてたけど、なぜか気になってしまい、 ちょっとゴメンね と言い、お弁当を持ち屋上へ向かった。

ガチャ ガチャガチャ
キキィ

あ…いた。
また寝てる…
授業出てないのかなぁ??

私はまた、彼の顔を覗き込んだ。

やっぱり綺麗だなぁ…なんて思いながら、起きちゃったらヤバイ…と思い、横に座ってお弁当を食べた。

私がお弁当を食べ終わり、もう少しでチャイムも鳴る頃に私はもう一度顔を覗き込む。

お弁当食べないなかなぁ…と思った瞬間、彼の瞳と目が合う。

「うわぁっ!す、すいません!!」

「ぷっ、またあんた??」

彼は面白そうに笑う。

「すいません…」

「何か用??」

「お弁当食べないんですか??」

そう言うと彼は、

「俺、買うに行くの面倒な時は飯抜き。」

って普通に言った。

「バカじゃないの?!だからそんなにヒョロヒョロなのよ!」

「あ"ぁ?お前、人の「買うの面倒だから食べないだよね?!」…は?」

「わかった、私が持って来るからちゃんと食べてね!」

「はぁ?なんでお前が「食べてね!!!」…わかったよ。」

良かったぁ…