「やっぱりそうやんね?!」 「あ、でも山科さんって飲めんのんやろ? どうせなら一緒に飲めるほうが ええんやけど」 「高岡さんはお酒好きなんやろ?」 そんな言葉を 『違和感』 を感じつつ聞いていた。 「あっ。」 思わず声をあげそうになって それを飲み込んで・・・ クミちゃんはオレと話をする時だけ、 タメ口で話してくれてる!! 嬉しくなったオレは 重要なことなのに、 やっと言える本音なのに、 浮かれた気分のまま軽い口調で 言ってしまってたんだ。 「クミちゃん、慎重にならなあかんよ」