こんな取り乱した状態を、アキラにどう説明していいのかわからなくて、 とにかくどうにか自分を立て直さなきゃと思うのに、思うように自分をコントロールできなくて泣いていた。 一人になるのがめちゃくちゃ怖かった。 なのに、アキラの言葉が全然耳に入ってこないまま、時間ばかりが過ぎて行く。 不安と夜の闇の中・・・。 握り返してくれる手の力が、 唯一 現実のモノだったんだ。