~~~クミside~~~ 頭の中が冷静になりつつあっても、体の反応はなかなか治まってくれなかった。 ユウイチとのことはもう決着がついたこと。 終わった事で、乗り越えたと信じていた。 それでも、蘇った過去の記憶。 気付かぬ内に封印し、忘れてたそれを思い出したことへ恐怖感。 その記憶が呼び戻されたことに動揺する自分自身。 同時に起こったパニック発作。 それが病気の再来でないと解っていても、不安で押しつぶされそうになっていた。