予感は的中。





山科さんは他の監督さんが

部屋のパーティションの向こう側にいる中

こっそりと
私にそのメモ書きを渡してくれた。



ドキドキと急に胸が鼓動を始めたように感じた。


誰かに見られることが恥ずかしかったので、

すぐにトイレに行って


小さく深呼吸してからそのメモを開くと





そこには


『090-XXXX-XXXX 山科』


とだけ書いてあった。





私は思わず

「やった!!」

ってその場で飛び上がっていた。