クミちゃんの拗ねてるようなそんなメールに心が揺れる。 『行きますか?』 というメールを送ってから、シンさんに気付かれないようにこっそり店を出る。 すぐに連絡があった彼女からの指示で、24時間営業のスーパーの駐車場に向かう。 ほどなく、オレの車を見て移動してくる人影を見つけた。 「職人さんの方、大丈夫やったん?」 そのタイミングでオレの携帯が鳴る。 案の定、シンさんやった。 クミちゃんが助手席で息を潜めているのがわかる。