~~~アキラside~~~ 前にも一度尋ねたことをふと思い出した。 クミちゃんのことやから調べてくれたんやないやろかと期待していたんだ。 「あのね・・・。」 一瞬クミちゃんが口ごもる。 どうしたんだろうって、彼女の横顔を見ようとしたその時、俯いたままの彼女が呟く。 「花ことばは・・・・・・。 『別離の悲しみ』・・・。」