~~~アキラside~~~ 「この辺だと思うけど・・・」 というクミちゃんの言葉。 灯りに魅かれたどり着いた所は、小さな小さ波止場だった。 行き止まりだったこともあって 「ちょっと降りて見ようよ。」 と車外に出て見ることにした。 潮風とともに、磯の香りが漂い、街燈のほのかな明かりが足下を照らす。 オレ達は誰の目にも触れてないことをいいことに、手をつないでゆっくりゆっくりと進んだ。