~~~アキラside~~~

そこは海をイメージさせる内装になっていて、さわやかな風がふいているように感じた。

入り口に近い席に案内されて座ると、ちょっと小さめのテーブルにはキャンドルが灯されていて、その柔らかい光が二人をそっと包んでいく。



オレはその日

「重大な報告がある。」

なんて言って、クミちゃんをドキっとさせていた。


そう、話があるから連日で彼女に会うことにしたんだ。


その日、



オレの現場の仕事の日程が最終的に決まった。





つまりはオレ達の恋の終わりの日の決定・・・。