~~~アキラside~~~ 「帰りたくない。」 酔っぱらっているせいか、左手に絡む彼女の手には熱がこもっていた。 「ホテル行きたい。」 そんなことを言う彼女なんだけど、やっぱり最後の一線を越えることはできないから、そこは踏みとどまるオレ・・・。 ただ一緒に居たい気持ちは同じだったから取り留めのない話を始めた。 それは週末の家での出来事で、いつもどおり家事をこなしていた・・・なんて話をしてたら、不思議そうに彼女はオレの顔をみていた。