ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~



「K町のパチンコ屋って、いくつあるん?」

「4つかな?そのうちM店は今日はお休み~」

「え~そこに行きたかったのに~。残念。じゃドコがおすすめ?」

「えっと、この道まっすぐ行ったとこの道路右手にある方の店がいいかなぁ。」


って目的の店には家から10分程度で着いた。

お互い打ちたい機種は違うので離れて席について、私はそこで一服する。



久々に行ったその店には顔見知りのおばちゃんがいて声をかけられた。





「あれ?お姉ちゃん。なんかしばらく会わんうちに、綺麗になったことない?彼氏でもできたん?」




と言われてひどく動揺した。