ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~




その日もとても暑い日で、最初は日焼け防止のためと怪我防止のために長袖を羽織って原チャリに乗っていたのだけれど、
郵便局で軍資金を下した後は、たまらず上着を脱いだ。


道中のヘルメットの中はまるでサウナのようだった。


炎天下の中で作業するアキラのことを思うと、大変な仕事をしてるんだなぁ・・・ってしみじみと感じたりして、

私もちゃんと仕事みつけて頑張って、それをアキラに認めてもらいたいな・・・って・・・。





だけど・・・


仕事を見つけるよりもアキラの心が離れていくのが先なんじゃないかって、やっぱり不安は拭えなかったんだ。