そんな誰にも語ったことのない話。

自分自身でも忘れかけていた昔の話。


その話を興味深く聞いてくれることが嬉しかった。





きっとオレはクミちゃんに甘えていたんだ。


オレの心が安らぎを求めていたんだ。




まだこれからのことを全く答えが出せていないオレなのに、

気持ちを伝えられていないオレなのに、






「いっぱいキスしような」




そう言ってしまっていた。