~~~クミside~~~ やっちゃった・・・。 そう思ったのに、アキラは私を抱きしめてくれた。 そして何度も何度も繰り返されたキス。とても心地好く、だんだんと意識が遠のいていくような感覚だった。 強く抱きしめられて、アキラの匂いが広がって、私を満たしていく。 思わずうっとりとその世界に心酔してしまいそうだったから、わざと場違いなほどの明るい声でアキラを制する。 そこからがお互いの葛藤の始まりだった。