~~~アキラside~~~ それは一瞬の出来事だった。 でもオレはソレを予感してたんだ。 二人で過ごした時間がとても楽しくてオレは久々に解放された気分を味わっていた。 まだ帰りたくない気持ちはオレも同じだった。 きっと拒もうと思えばできたはずなのに、オレはクミちゃんからのキスを受け入れていた。 「ゴメンね」って俯いたクミちゃん。 気付くと彼女を抱きしめていた。