Sunset Glow



見るかぎりクラスの
半分以上が集まっている


「実花ちゃーん、えりちゃ~ん」


あたし達が来たのが分かったのか
クラスの子達がこっちに手を振っている


「もうほとんど集まってるね~」

えりちゃんがクラスの佳奈ちゃんと話す

「うん、けっこう早くから来てた人もいるみたいだよ」


「そうなんだ…張り切ってるね…」

「楽しみだったんだね笑 あれ?実花ちゃん大丈夫?」


あたしはえりちゃん達が話してる時
海の方を見てぼーっとしていた


「この人今恋わずらいだから」

「そうなの?」

佳奈ちゃんがあたしの方を見た

「えりちゃん!違うでしょ!違うからね!」