休み時間にえりちゃんがやってきた

「実花ーちょっと話そうか~」


「え?何何?」


「実花って西村のこと好きなんだよね?」

あたしの耳元でコソッ言った


「え、うん…まぁ…」

少し顔が熱くなる



「告らないの?」


「だって、もしフラれて今の関係が壊れたら嫌だから…」


「でもさ、あの日実花のこと追いかけてくれたんでしょ?」

あの日…

夏美達に裏切られたあの日…


「うん…」


「辛いときに一緒にいてくれたんだよ?
実花がちゃんと伝えれば、伝わるんじゃないかな?」