Sunset Glow



するとあたしの足にサッカーボールが
転がってきた



「すいませーん、こっちに蹴ってくださ~い」


少し向こうの方に小学4、5年ぐらいの男の子が立っていた


公園でサッカーをしているようだった


「はい、佑」


あたしは佑にボールを渡した



「え?俺?」


「ほら、早く蹴ってあげないとあの子達困っちゃうよ」



「分かったよ」