それから体育舘シューズが
見つからないままだった…



この時体育舘シューズが無惨な姿で
返ってくるなんて思ってもみなかった




そしてあたし達の
物が少しずつ失くなり始めた…


最初は全然気にならなかった


「なんでだろうね~」


なんて笑いながら言っていた


でもそれが止まらなかった…



「もうこれっておかしいよね?」


えりちゃんは少し低いトーンで話す


「うんおかしい、やっぱり誰かが…」