「あれ?!シューズがない!」


えりちゃんが大きな声を出し
あたしはビクッとしてしまった


「え、えりちゃんも?」


「も…って実花もないの?」


「うん、ない…」



「うちらどっかに忘れてきたっけ?」



「え~そうかな…ここに置いた気がするんだけど」


「もうチャイムなっちゃうし、とりあえずいこっ」


「うん、そうだね…」



あたし達は忘れの扱いをされ
裸足でバスケをした



冬の体育舘の床はすごく冷たい…