新緑が眩しい街路樹の下を学校目掛けてひたすら進む。





もうっ……瑞穂があんなこと言うからヘンな想像しちゃったじゃん……






さっきの胸の痛みを全て、瑞穂のせいにしながら……










−−−-……春休み、いつものようにカラオケで大熱唱したあと、久しぶりに瑞穂の家に寄った。






「ああ、そういえば…」






ジュースを持ってきてくれた瑞穂が座るのを見計らって、あたしは耀太の話をした。






ぎりぎりで就職が決まったこと、それがどこかの私立高校の教師であること、どこの高校かも、どの教科なのかも教えてくれないこと。







「えぇーー!?耀太が教師!?」





あたしと同じように驚いた反応を示した瑞穂に満足しながら、ありえないでしょ?と付け足す。







でも返ってきた言葉は、あたしをア然とさせるものだった。







「イケメン高校教師……
萌え〜〜〜!!!」










…………はっ??







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