12月23日。






あたしと瑞穂の合格判定が出た。





結果は−−−






「「やったぁぁぁ!!!」」






はい、無事に合格しました♪





あんなに結果なんて、みたいな顔してた瑞穂でさえ、自分の番号眺めて涙を浮かべているんだから……





「み゛ずほ〜、めちゃめちゃう゛れじいよぉぉ」






あたしなんて、もちろん号泣だよ。





それから色んな人にメールで報告したあたしと瑞穂のケータイには、今や“おめでとうメール”が引っ切りなしに届いている状態で。






[おめでとう!よかったな!
俺も泣くほど嬉しい!!
っていうか、マジで少し泣いた……
楓と白本は俺にとって誇りに思える生徒だよ。
大好きだ〜〜〜!!]





コレ、耀太からのメールね。





なにげに保護ってるあたしを見て、「なんならあたしの名前の部分消したら?」なんて無茶苦茶なことを言ってた瑞穂も、その直後に届いた香住君からのお祝いメールに、顔を真っ赤に染めて飛び上がっている。





あたしが知らないうちに香住君とメル友になってる辺り、さすが“ちゃっかり瑞穂”だと感心してしまったけれど。





「キャアア!
あたしに勇気もらったってさ。
なんならあたしごとあげるのに〜〜」




なにせ地声がデカイからさ、これがまたうるさいんだわ。
周りの視線が痛いったらありゃしない。





ブルルル……






距離を取るためにこっそり後ずさってたあたしに、またまた届いた新着メールは。






[楓ちゃんオメデトウ!!
アナタならやってくれると信じてました!
早速年明けにでも、例のお食事会の予定を立てるわね。
いいクリスマスといいお年を♪]






いやいや、千夏さん。
お正月はまだだから……






なんとも気の早い保健室の千夏さんからだった。







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