「………!?!」
さらにギョギョッとなってる耀太。
きっと今までの話で、あたしが全て納得したと思ってたんだろう。
しばらくして、えっ?なんてとぼけた様子で聞き返してきやがった。
これでピンときたね。
こりゃ、なんか隠してるな?って。
隠されると、さらに聞きたくなるのが人間で。
「だ〜か〜ら〜、あたしがお弁当持って行った日、だよ。
泣いてたでしょう?
あたし、見ちゃったし」
怖いなんて気持ちは一体何処へやら?ぐらいな勢いで、あたしは耀太に詰め寄る。
観念して白状しやがれ!
このすっとこどっこい!
「見てた、のか……」
「うん。バッチリ」
ついでに、この目で、とジェスチャー付きで答えるあたし。
「……そっか…、見られてたのかよ……」
「だから何回も言ってるでしょう!?
早く理由を述べよ、理由を!」
これ以上はぐらかす気なら、あたしにだって考えがあるんだからね〜!
「耀太が言わないなら、若宮先生に聞いちゃうけど、いいかしら?」
「それはダメっ!!」
今の今までちんたら答えていた耀太が、いきなり即答するから、ますます怪しく感じた。
ここまで嫌がるってことは……
やっぱり疑惑は本物ってこと……?
`

