「「――――え?」」






レオンとリュオさんは、驚いて私を見つめた。






「何を、驚く必要があるの?」






それを言い終えると、また、リュオさんとレオンは、俯いてしまった。






私はレオンとリュオさんの頭に手をおいた。






レオンの白銀の髪、そしてリュオさんの銀髪が風に揺れる。






「だって、レオンとリュオさんは私を守ってくれたんでしょ?」





「だけど――――」






「でしょ?」






私は反対をしようとしたリュオさんの言葉を遮った。







「「――――ハイ」」






「だから、ありがとう」






私はもう一度お礼を言った。