【もう一度問う、真実を知りたいか?】






誰……?





貴方の存在が真実なら、私は……知りたい。








私はゆっくりと瞼を閉じて、呼吸を整えた。






そしてまたゆっくりと瞼を開けた。








「水樹……?」






目の前にいるレオンの瞳には、



いつもと違って、キリッとした雰囲気の私が映っている。








私の瞳は、いつもの明るいブラウンではなく、深いエメラルドに輝いていた。