私は首を振った。 お母さんと、レオンを重ねちゃいけない! レオンは……信じれる。 私は紫のドアを睨み付けながらそう、心に決めた。 そんな時――――! “ドサッ” 紫のドアから、レオンが出てきた。 と思ったら、すぐに倒れてしまった。 「レ、オン?」