+†ヴァンパイアと紅いアザ†+






私は近くにあった木に、寄り添うように座った。






〝水樹〟





最後に聞いた、お母さんの声が頭に響く。







「なんで、おかあさん」





それだけポツリと呟いてみただけなのに、視界がまた滲みだす。






もう、やだ……。






寒さと現実が突き刺さった。