「シャオラン、お主は出ていけ。危険じゃ」





シャオランさんは「はっ」と短く返事をすると、部屋をあとにした。





“危険じゃ”って……これから何するの?




「魔法の使い方を教えるんじゃ」



「な、私の心を……!」




「言ったじゃろう。儂は一番強いAクラスじゃぞ? 心を読み取るなど、容易い事じゃ」





えーん! 私のプライバシーは!? 個人情報がー!




「そんなもの、知るか」







私は、床に座っているレオンを睨んだ。