俺は足を速めた。 「リュオ……?」 ゆっくりと此方をむくネウロ。 その口元からは、赤い一筋の血が流れていた。 「ネウロ!」 ネウロと俺との距離が、1〜2メートルになった。 不思議と、ネウロの表情は穏やかだった。