「今、私と水樹の立場が逆転しているの。 心の中にいた私が、水樹の体を動かして、 逆に水樹は心の中にいるの」 へぇー、お母さんが……。 じゃあ、私は何もできないの? 「そうよ、現に水樹は……喋れないでしょ?」 そういえば、そうだ。 喋れないし、唇は動かない。 「これが、覚醒」