真っ暗な部屋、深海の色をした天井。 私は電気をつける気もせず、ただベットに寝転がった。 ネウロを見ているだけしかできなかった。 仲間が傷つくところを見ているだけしかできなかった。 どうしてこんなに私は弱いのだろうか。 「悔しいよ…………!」 これじゃ兄さんの時と、一緒じゃない……。 私は、力尽きるように瞼を閉じた。