「水樹、治療しにくい」 シャオランさんが眉をひそめてこちらを向いていた。 「あっ、シャオランさん!」 私は顔が赤くなるのがわかった。 レオンは少し哀しそうな顔をしたけど、私は気づかないふりをしてレオンから離れた。 「シャオラン、さん付けナシ……な」 シャオラン……は、謝るように言った。